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「withコロナ、afterコロナで生き抜く組織、パーソナル戦略」 株式会社リーグロ 神戸大学バリュースクール客員准教授

 「企業と若者の志に貢献すること」を理念に掲げ、人事家、教育家、投資家という3つの顔を持つ株式会社リーグロ社長の上田浩史氏が、自ら価値を創造できる人材を育成する「120アクセラレータープログラムby上田塾(仮称)」を10月20日、神戸市の120 WORKPLACE KOBEで開講する。これに先立って、「withコロナ、afterコロナで生き抜く組織、パーソナル戦略」をテーマにしたオンラインセミナーが開かれた。上田氏が3つの戦略として掲げる「価値創造」「信頼創造」「方針創造」についてセミナーからエッセンスを紹介する。

夢中になれる「最高価値」を見つける

オンラインセミナーは聴講者全員の自己紹介からスタート。その意味について「オンラインでつながるニューノーマルの状況ではその場の心理的安全を確保することが大事。まずお互いどういう人かを知ることで、安心してその場に臨めるようになります」と上田氏は説く。そして本題である「withコロナ、afterコロナで生き抜く組織、パーソナル戦略」の導入としてまず「価値創造」「信頼創造」「方針創造」という3つの戦略が重要であることを強調した。
まず「価値創造」について。上田氏は「皆さんにとっての最高価値はなんですか」と問いかけながら、「組織にとって、自分にとっての最高価値が何であるかを理解できれば、おのずとお客様に対してしっかりとその価値を提供し貢献することができます。コロナ禍で企業は取引先をよりシビアに選別するようになっており、価値を提供してくれるところはどこなのかをシビアに見始めています。コロナ禍以降、業績が上向いている会社はまさに価値創造できている会社」と分析する。
 その最高価値について上田氏は「熱狂、夢中になっている状態」と説明する。「本気で向き合えていることであれば、その熱量、立ち居振る舞いから相手に本気度が伝わります」。では最高価値を見つけられていない人はどうすればよいのか。上田氏は「量価値転換」というキーワードを提示した。「量は質に変わり、質は価値に転換します。とにかく行動してみて自分が何になら夢中になれるかを探り当ててほしい。例えばインターンシップもたくさん参加してみるといい。ありとあらゆるものを経験するなかで自分が夢中になれるものが見つかってくるでしょう。それこそが最高価値。それが見つかれば人生は格段に豊かになります」。

期待を上回る結果を出し信頼を創造する

2つめは「信頼創造」について。コロナ禍で企業、個人の明暗を分けているのもこの信頼創造だという。「対面による信頼の醸成が限られる中で、これまで信頼創造をしてきた組織、個人が新たな取引先として紹介される機会が増え、仕事が集まってきています」と昨今の状況から裏付ける。そして信頼創造におけるキーワードは「期待<結果=感動、感謝」だという。相手が抱く期待に対してどれだけ結果が上回れるかが感動、感謝を生み、信頼創造につながっていくというわけだ。上田氏もまずプロジェクトを始める時は「相手が自分に求めている期待をまず確認するところから始め、それを上回るよう努力をしている」という。
続けて上田氏は「恩送りが恩返しになる」とも。「自分の利を考えることなく、この人、この会社をつなげば新しいものが生まれるのではないかと利他の精神でギブをし続けているとおのずとあとから自分にも返ってくるものです。経営者だけがいい思いをしている会社は人が離れていきます。優秀な人材にこそ金銭的報酬、成長する機会を与えるべき。しんどい時こそついついテイクする側に回りがちですが、ぜひギブすることを心掛けてほしい」と話す。

ぶれない方針を掲げ、自分の人生を生きよう

最後が「方針創造」だ。「withコロナ、afterコロナで日常生活、仕事においても大きな変化が生じる中でだれもがぶれやすくなっています。こんな時こそ、しっかりとしたポリシーを持ってぶれない軸を持つことが大切。それが自分の人生を生きることにもつながります」。
そして「ポリシー=ぶれない軸」だと上田氏は説明する。「採用するのであればなぜそのような人材を採るのかという採用のポリシーが、取引先についてもどのような会社と取引するのかというポリシーがあって初めてとるべき方策も明確になります。ポリシーがないと誰かのせいにしてしまいがち。組織としてポリシーを決めておけばそのようなことも生じません」と話す。
上田氏自身、以前は週末にも取引先との付き合いに時間を割いていたが、ある時から「家族が最優先」と決め、土曜日にゴルフ、会食は行かないというルールを自らに課したという。「周りや世の中がどうであろうが自分はこうするというポリシーが決まれば生きやすくなる」と自身の経験からも語る。

 10月20日開講する「120アクセラレータープログラムby上田塾(仮称)」では、「価値創造人財」になる、育てることをテーマにさらに掘り下げていく。「みなさんの最高価値を引き出し、なければ一緒に作っていきながら半年後に自分自身のやりたいことが見つかるように貢献したい」と上田氏は抱負を述べた。